2008年7月4日金曜日

ディアフィルムの夜





ムスコくんは、もうすぐ2歳。そろそろディアフィルムを見せてあげたいと思っていたのです。ディアフィルムとは、ハンガリーで50年も前から親しまれてきたスライドアニメ(投影された紙芝居みたいなもの?)。共産主義だった時代、テレビアニメが放送されなかった月曜日には、ハンガリー中の家族ほとんどすべてが部屋を暗くして、フィルムをくるくる回して、壁に投影されたこのアニメを楽しんだのだとか。子どもたちのペースで楽しめるところが、今のアニメには敵わないところだろう。絵本をめくるように、くるくるとフィルムを回す。とってもアナログ。「ディアフィルムは魔法。明かりを暗くした部屋に家族みんなが集まって、映写機のこげるような匂いが漂う中で、ゆっくりと絵が変わっていく。映写機がキュキュっと鳴ってね。そのすべてが魔法のような時間だわ」と語ってくれたマレーク・ベロニカさんの言葉そのものだと思う。今日は、ムスコくんよりも私のほうがその魔法にかかってしまったみたい。読んであげるのが楽しかった!ムスコくんが寝た後も続行中です。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

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マンディ・ハシモト・レナ さんのコメント...

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