2011年9月28日水曜日

秋の朝


いつの間にかすっかり秋。夏も冬も朝5時40分(5時半には起きれない・・)に起きるのですが、このごろはまだまだ暗くて目が覚めません。夏は気持ちよく朝がスタートできたのに、こう暗いとふとんに戻ってゴロゴロしてしまいます。
道ばたには落ち葉がつもって、とちの実が落ちて、また季節はめぐっているのですね。ムスコがとちの実をたくさんくれます:)

秋になると、あたたかい帽子がほしくなります。帽子大好きなのでうれしい季節。写真のは、マダムなお店で買ったベレー帽。マダムな店主にかぶり方を教わってきました。父と母にプレゼントを購入するつもりで入ったのに、自分にもちゃっかり。そう、もうすぐ日本へ里帰りなのです。お時間ある方、ぜひ会いましょう♪メールください。

2011年9月23日金曜日

kokeshi







こけしの絵本「Jumi(ゆみ)」 と「 Kimonók(きもの)」の2冊がハンガリー語で発売されて、ドナウ川沿いのちいさな本屋でお披露目会が開かれました。「こけしのこと話して」と呼ばれてちょっとドキドキして行ってきたのですが、和気あいあいとしたなごやかな会でした。子供たちも良く話を聞いて、絵本を興味深そうに見たり、こけしを手に取って遊んだり、、かわいすぎました♡ 一番最後の写真のナターシャちゃんに私はメロメロ。3歳ですって。
日本のこけしからインスピレーションを得て独自のこけしを作り出したという女性や、こけしブローチを作っている女性や、日本の漫画が好きという人たち、いろんなおもしろい人たちに会えました。

本題の絵本はフランスの絵本シリーズで、しかけがたくさんあって、素材にこだわりがあって、外国人が見る日本の世界がキュートに描かれています。どちらかというと大人向けの絵本ですが、会にいた子供たちも、意外にもムスコもとても気に入った様子。遊びながら読み進めれて夢中でした。

ハンガリーでこんなマニアックな絵本を出版するだけでもチャレンジャーだと拍手を送りたいところですが、売れ行きが良ければ、こけしのいろんなグッズも発売される予定だそう。「ハンガリーでもこけしが好かれるようになったらうれしいけど、キティーちゃんぐらいの人気にはならないでほしい」って心配顔で言われて、そ、それはないと思うよと伝えました。笑
が、ぜひぜひこけしも愛されてほしいものです。

2011年9月21日水曜日

ブダペストでいちばんかわいいパネル団地


「ブダペストでいちばんかわいいパネル団地」ができたそう。パネル団地は、社会主義時代にズラリと建てられた団地集落。色もどんより廃れ、なにか社会主義時代の忘れ物のような感じもあるけど、私はあえて団地ワンダーランド!と呼んでいます:)
そんな廃れた団地も、ハンガリーのグラフィックデザイナーによって変わりつつあるようです。いい企画だなと思います。
このかわいい団地を手掛けたのは、picidiaちゃん。日本の絵本や宮崎駿の世界が好きで、2年くらい前から私のところに日本語を習いにきてくれている女性です。ハンガリーの若手グラフィックデザイナーとして数々の賞を受賞しているのにもかかわらず、とても謙虚でフツーなところが好感持てます。日本語もずいぶん上手になりました。

社会主義の名残、こんな家だったら気分も変わるものかな?

2011年9月12日月曜日

日本語であそぶ


私は毎日ムスコと日本語で話しています。でも、ムスコはハンガリー語で答えたりしゃべったりすることがほとんど。日本語でしゃべれることはほんとに少し。十分理解はしているのだけど。気長に根気強く・・と思いつつ、日本語を聞いて遊ぶ環境があればなあと思っていたところに、日本語補習校のことを聞いて参加してみました。ムスコと同じようなハンガリーと日本のハーフの子どもたちや、日本人の子どもが第2、第4土曜日に学校に集まって遊んだり学んだり。子供たちの日本語のかわいいこと!癒されました〜。あと、同じようにハンガリー語で答えちゃう子もいたりで、同じ課題を抱えたママたちに出会えたのも良かったです。
はじめは緊張ぎみだったムスコもどんどん慣れて、日本語で答えたり、みんなと楽しそうで一安心。紙芝居も ’泡ぶくたった’も懐かしくて、私もとても楽しかった♪こんなことして遊んだなーという記憶と子供たちの笑い声が重なりました。
ああ、日本語ってやっぱり素敵。
ムスコもまた行きたいと言っているし、2週間後が楽しみ。

2011年9月3日土曜日

ハンガリーから東北へ




こちらではもう日本のニュースは流れなくなったけど、お店のおじちゃんおばちゃんにも「日本はどう?早く、みんながキラッキラの笑顔で暮らせるようになるといいね。日本人なら大丈夫!」なんて声をかけてもらったりしています。
写真は、ムスコの幼稚園のクラスから仙台の幼稚園に送った絵。お金では応援できなかったけど、一緒に心を痛めています、日本のことを想っています!という気持ちだけでも伝わってくれるでしょうか・・。子供たちの写真も添えて送りました。
もうひとつは、手作りされたくるみの赤ちゃん80個。くるみの殻の揺りかごでおくるみを着た赤ちゃんが寝ています。聖なるクリスマスツリーに自分たちの子供に見立てて飾られたりします。NGOの活動をされている方を通して東北へ送りました。
被災された方々が本当に必要としているものではないだろうけど、小さな国ハンガリーからの気持ち。小さくても誰かの希望につながってくれますように!

2011年9月1日木曜日

Zsókaおばちゃんの庭で



2ヶ月以上あった夏休みも今日でおしまい。寒くてヒートテックを着た夏。最後の2週間くらいは夏らしい暑い夏だったけど、バカンスの予定が狂ってしまったまま、あっと言う間に終わってしまいました。それでも、こどもたちはいつの間にかこんがり夏の色。

写真は、Zsókaおばちゃんの庭でいただいたおいしいおいしいトマトとカゴいっぱいのくだもの。鮮やかな夏の実り。こんな夏でも、畑では元気に育っていました。ムスコも「これなあに?」とトマトがおいしすぎてパクパクパク。濃い色、濃い味、ごちそうさまでした!
Zsókaおばちゃんの庭、こないだも来たときに’私の理想の庭!’と憧れていたのですが、この地区の庭コンテストで今年も優勝したそう。これで3回目の受賞。早朝から手入れして、夜も暗くなって手元が見えなくなるまで庭仕事と動物たちの世話をして、愛情かけて、この庭があるんだなあ。だれかが「畑仕事と子育ては似ている」と言っていたのを思い出しました。