夏の実り

冬には、主に根菜類しかないハンガリー。今は市場だけでなくて、家庭の庭にも道にも夏の実りがいっぱいで、生き生きとした夏を感じています。食卓も色鮮やか。庭でとれたから、といただくさくらんぼや赤すぐりの美しいこと！つやつやぴかぴかです。ビタミンCたっぷりのすっぱい赤すぐり、そのままでもおいしいし、ソースやジャム、シロップにしていただいても。
それから、毎年夏につくるkoviubiというキュウリのピクルスを今年も仕込みました。ピクルスといっても、酢は使わず、太陽の下で発酵させたもの。上にのせたパンの酵母で発酵させるのです。ディルの花とにんにく、今回はマスタードの粒も入れてみました（入れない方が好きかも）。ローリエの葉や唐辛子をいれたり、それぞれの家庭でちょっとアレンジが加わって、できあがりの色も味もそうだけど、日本のぬか漬けのような存在だなあと思います。

写真の水色のホーローのザルは、こないだエチェリの蚤の市で買ったお気に入り。内側にサビもなく状態が良いので、たくさんの夏の実りを洗うのに大活躍。（本当は、ベランダの花をこれに植え替えようと買ったのだけど）
蒸し器としても使えそうなので、なかなか便利モノです。