ちいさなおみやげたち

エゲルのおみやげ。旅に出ると、記念にとか、ここで出会ったからとか、今買わなかったら後悔するとか、あの人にあげたいとか、いろんな理由とともに物欲がでるもの。連れて帰りたいものがいっぱいいっぱいあったけど、お財布が・・・。はあ。ちいさなおみやげたちと赤ワインを購入。少しだけ物欲解消。旅はいいな。帰ってきて、おみやげと写真をみながらそう思う。

Eger

ブダペストから１時間半ほど車を走らせてエゲルへ。世界でも名高いワインの産地だけあって、右を見ても左を見てもぶどう畑。大好きなエリック・ロメールの映画の影響で、その昔「ぶどう農家に嫁いでみたい」なんて軽卒にも考えてみたことがあったな、と思い出しつつ写真をパチリ。辿り着いた街は、こじんまりとして、のんびりしてて、田舎過ぎず、どことなく愛嬌があって、どことなくセンチメンタルな雰囲気で、大好きだ♡と心がさわぐ。古い木の車輪（チャルカマーク）に導かれて、いいアンティーク屋さんも発見！
エゲルにときめいた１日でした：）

こどもの日

今日はハンガリーのこどもの日。トロリーバスに乗って、市民公園へ（いつもここばっかりのような）。当たり前だけど、こどもでいっぱい。こんなイベントに参加するようになった自分たち、ドームの中で遊ぶムスコを眺める親になってる自分たち、変わったもんだと改めて思う。雰囲気も手伝ってラーンゴシュ（揚げパンみたいなもの）が食べたくなって、列に並ぶと・・・あっ、ガーリックオイルが入ってる水玉のホーロー、ほしいです。むむむ。なにげに注ぎ口もついていて、使いやすそう。

なまえの日

５月１９日はムスコのハンガリー名（Milán）の名前の日。ハンガリーでは誕生日以外にも名前の日というのがあって、お祝いをする習慣があります。カレンダーには月日、曜日、そしてその日にお祝いする名前が載っていて、誕生日ほど大げさではないけど、チョコレートやお花をあげたり、「名前の日おめでとう！」ってカードを送ったり、電話したり、ささやかにお祝いするみたいです。きのうムスコくんには何もあげれなかったものの、「名前の日だよ。おめでとう！」と言うと、ちょっとうれしそうでした。
名前つながりのハンガリーの習慣で、父親と同じ名前を息子につける、という妙なものがあります。名前を受け継ぐ。今は少なくなってきているらしいけど、旦那と旦那のパパは同姓同名。シャニャママは混乱しなかったのでしょうか？？想定してみたけど、私にはとっても変な感覚であります。

山で遊んだ日

また連休のハンガリー✌ 今日は近所の家族たちとヤーノシュ山へ。Libegö（リフト）に乗って、ぐんぐん山に登って行きます。ブダペストにあるとは思えない程の新鮮な空気と鳥のさえずりに、みんなも心が解放されるのか、手をふりあったり、すれ違う人たちとの距離感がいつもとちがう気がしました。子ども電車（子どもが車掌さんの電車）にも乗って、青空の下でごはんを食べて、遊んで、笑って、緑の中を散歩して。ブダペスト市内でも、こんなに簡単にスイッチが切り替えられるなんてね。

Tamara

私の大好きな友だちのタマラはグルジア人で、靴職人で、服も作って、絵も描いて、彫刻もして、一言でいうとジーニアス。そして、私にとっては花のような人。花のように可憐で、愛しくて、美しい。
初めて出会ったのは６年前。結婚式に履く白い靴をブダペスト中探したけど、私の足にあう小さいサイズがなくて困っていた時に、
友人が靴職人として紹介してくれたのが始まりです。イメージを伝えると、タマラはすらすらっと私のイメージ以上に素敵なデッサンを描きあげて、１０日ほど後にでき上がった靴は一瞬にして私の宝物となった。
その後も、サンダルをプレゼントしてもらったり、念願のブーツをオーダーしたり、４足作ってもらったけど、タマラの靴を履くと
いつも自分の中に隠れていたオンナ（ノコ：）が現れて、うきうきしてしまいます。
メンズものもカッチリとかっこいいのですよ。
http://www.barnoff.com

母の日

５月の第一日曜日の今日、ハンガリーでは母の日です。日本より一足お先に花屋さんがにぎわっていました。私はシャニャママに、はちみつのお菓子を焼いてみることに。はちみつと小麦粉とバターとスパイスと重曹を混ぜて、愛も込めて♡「世界でいちばん素敵なお姑さんへ」と真剣に書きました。素直な人には真っすぐに伝えようと。シャニャママは「これほんとに？！からかってるんでしょう。」ってちょっと照れ笑い→目に涙しながら、何度も読み返しては私をハグハグハグ。よかった、伝わって。

５月のピクニック

４連休のハンガリー。毎年５月１日は市民公園のお祭り（ハンガリー語では５月のピクニック）にくりだします。移動遊園地に着くなり「これ乗る！乗りたい！」とダッシュで走り寄り、ムスコと旦那さまを横目にひとりで満面の笑みで座ると、ブザーが鳴ってテクノの爆音と共に空に飛びはじめました。ふわーん、気持ちいーい！
というのも束の間、しまった、私、酔いやすいんだった・・・
早く終わってください...もう降りたいです...！
長い長い３分間が終わり、芝生にうなだれる私。年甲斐もなくはしゃいではいけませんね。今この写真を見たら、また目が回ってきた・・。

その後、アンティークの刺繍ものを売るマリアおばあちゃんを探しに。毎年、チャルカ用に少し買わせてもらっているけど、相変わらずの優しい眼差しと控えめな佇まいに安心する。今日は、もう１００年くらい前のものだというリネンの刺繍ブラウスとワンピとエプロンを数枚選んで、写真を送る約束をしてさよならしました。どうか元気で長生きしてください。